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クラリネットの樹脂製リードをお試し♪メリットデメリットはこれだ!

クラリネットのリードの素材の多くは、ケーンという日本でいう葦の仲間ですが、近年樹脂製のリードを使う方も増えてきています。

樹脂製のリードが気になっていても、お値段もするし、ケーンのように吹けるのか心配で、なかなか手が出せないという方も多いかと思います。

ということで今回は、ケーンのリードと比較しながら、樹脂製リードのメリットデメリットを書いてみたいと思います!

この記事はこんな方におススメ
  • 樹脂製リードが気になっている
  • 樹脂製リードのメリットデメリットが知りたい
  • レジェールがどんなリードか知りたい
目次

樹脂製のリードって?

樹脂製のリードは、自然のケーンではなく、人工的に樹脂で作られたものです。

見た目は透明なものやケーンに似せた色のものもあったり!

ケーンのリードと樹脂製リードはこんな感じで、形はケーンとほぼ同じで、ぱっと見はそんなに違いはありません。

樹脂製リードのメリット

そんな樹脂製リードのメリットをあげてみます!

  • 湿度や気温に左右されない
  • 開けてすぐに音が鳴る
  • リードをたくさん持ち歩かなくていい
  • 半永久的に使える

湿度や気温に左右されない

樹脂製リードは、ケーンのように自然のものではないので、基本的に湿度や気温に影響を受けることがありません。

なので、本番直前に吹き心地が変わったりすることもなければ、雨の日だから重くなることもないので、リードに悩むことが少なくなるんです!

開けてすぐに音が鳴る

ケーンのリードは、時間をかけて吹き鳴らして育てないといい音が鳴りませんが、樹脂製リードは購入したら開けてすぐに吹くことができます。

時間をかけて育てる必要がないのはとても楽ですよね。

リードをたくさん持ち歩かなくていい

樹脂製リードは変化が少なく、どのリードにするか悩まなくていいので、リードをたくさん持ち歩く必要がありません。

マソン優貴葉

リードケースに樹脂製リードをポツンと1本だけ入れている先生もいらっしゃいました笑

長持ちする

ケーンのリードと違って、樹脂製リードは長い期間使えます。

ケーンのリードは1箱10枚入っている中でも、吹けるリードは3,4枚しかなかったり、、

それを毎回購入するのは経済的にもきついですよね?

最近はリードの値段がどんどん上がっているので、樹脂製リードを1本買って長く使う方がお財布に優しいです。

デメリット

樹脂製リードには、もちろんデメリットもあるので、ご確認を!

  • 木材ならではの豊かな音を出しにくい
  • リードがずれやすい
  • 吹き心地がケーンと違う
  • 楽器の中に水が溜まりやすい

木材ならではの豊かな音を出しにくい

樹脂製リードの一番のデメリットは、やっぱり、木材ならではの温かくて深みのある豊かな音を出すのが難しいことだと思います。

マソン優貴葉

上手くやっている方は樹脂製リードでも良い音が出せるのですが、それはなかなか難しいことなのです、、

リードがずれやすい

樹脂製リードは、ツルツルとした触り心地なので、マウスピースに取り付けたときに、ずれてしまいやすいです。

そうならないように、ある程度しっかりとリガチャーを締めることが必要です。

吹き心地がケーンと違う

樹脂製リードの抵抗感や息の入り方といった吹き心地は、やっぱりケーンとは少し違います。

なので、一度樹脂製リードを使い始めるとなかなかケーンのリードに戻るのは難しい

製リードを使うと決めたら、ずっと樹脂製リードを使うようにした方が、吹き方に迷いができないのかなと思います。

楽器の中に水が溜まりやすい

樹脂製リードは、水分を吸い取らないので、リードに付いた水分は全て楽器の中に入っていってしまいます。

なので、こまめにスワブをかけるなどして、水分を吸い取ることが必要です。

樹脂製リードを実際に吹いた感想

吹き心地は、思ったよりもだいぶケーンに近い

良い感じの抵抗感で、まるでケーンのリードを吹いているみたいで、あまり違和感はありませんでした。

ただ、私が慣れていないせいもあり、どうしても音が開き気味になってしまい、音色をつくるのが難しい!

ですが、世界のトッププレイヤーたちの中にも、樹脂製リードを使っている人たちがいるので、上手く吹きこなせば良い音色がつくれるんだろうなあと思います。

人気の種類「レジェールリード」

そんな樹脂製リードの中でも、人気の高いのが「レジェールリード」!

このリードをご紹介します♪

マソン優貴葉

プロも使っている方が多い種類です。

レジェールの特徴

メーカー保証がついている

レジェールは、「1回のみなら違う強度に交換できる」というメーカー保証がついています。

なので、1枚の値段が高いのに、自分に合っていなかったらどうしよう、、と心配な方も、安心して購入することができるのです!

安全な素材を使っている

レジェールリードは、「ポリプロピレン」という素材から作られています。

これは、アメリカ食品医薬品局で、食用用途とさえ認可されていて、口に入れても安全なものなのです。

レジェールの種類

クラリネット用のレジェールリードは4種類あります。

  • クラシック(旧スタンダード)
  • シグネチャー
  • ヨーロピアンカット
  • ジャーマン(ドイツ管専用)

クラシック(旧スタンダード)

スタンダードな種類です。

シグネチャー

スタンダードよりさらに丁寧につくられていて、音の深みや反応の良さなど、ケーンのリードに近くなっています

ヨーロピアンカット

シグネチャーに比べて、カット部分が短く幅広なデザインになっていて、高音域の安定感があります。

ジャーマン

エーラー式のドイツ管専用です。

まとめ

樹脂製リードは、どんどん良いものになってきていて、吹き心地や音色など、だいぶケーンのリードに近づいてきています。

樹脂製リードを使うメリットデメリットも考えながら、上手くリードと付き合っていけると良いですよね!

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この記事を書いた人

マソン優貴葉のアバター マソン優貴葉 クラリネット奏者

名古屋音楽大学を卒業後、フランスのムードン音楽院、ヴェルサイユ音楽院の最高課程を修了。
4年間のフランス留学を終え2019年に帰国し、現在は愛知県名古屋市を中心に演奏活動や、個人レッスン、音楽教室でのレッスンなど幅広く行っている。

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