表現力の高い演奏をするにはどうしたらいいの?音楽表現について考えてみよう!
曲を演奏するときに、ただ音を並べただけでは、味気ない演奏になってしまいます。
せっかく演奏するなら、音楽的に、表現力のある演奏ができたら良いですよね?
でもどうやったら音楽表現ができるのか、わかりづらいこともあると思います。
ということで今回は、音楽表現について考えてみたいと思います♪
表現力の高い演奏って?
表現力の高い演奏というのは、演奏者が伝えたいと思っていることを、聴いている人にしっかり伝えられる演奏だと思います。
演奏者が伝えたいことというのは、
- 自分が感じた曲のイメージ
- 楽譜から読み取ったもの
- 曲の背景
- 作曲者の人生
など、自分が考えることを音楽に乗せて表現できたものが、表現力の高い演奏なんだと思います。
表現力の高い演奏は、聴いている人の心を動かし、感動を与えてくれます♪
まずは楽譜を眺めてみよう
音楽表現をつけるために大切なのが、楽譜から曲を理解すること!
まずは楽譜を眺めてみて、「音楽のまとまり(フレーズ)」はどうなっているのか、「音楽の山」はどこにあるのかを読み取ります。
これを考えるだけで、音楽の方向が明確になって、表現をつけやすくなります。
曲の中に物語を作るのも良いですね!
一曲を大きくとらえられると、曲全体が整理されて聴きやすい演奏になってくれます。
曲の背景を知ろう
曲に表現をつけるためには、その曲の背景を知ることがとても大切です!
- その曲は何のために書かれたのか
- どんな時代に作曲されたのか
- 作曲者はどんな状況で作曲したのか
- 同じ作曲家は他にどんな曲を書いているのか
など、曲について調べてみましょう♪
例えば、恋人に向けて書かれた曲だったり、戦争の真っただ中に書かれた曲、同じ時代に生きた他の作曲家の影響を受けていたり、、
調べていくと、作曲家がこの曲に込めた想いが感じ取れたりして、それをお客さんに伝えるように演奏すれば、表現力のある演奏ができるはずです。
良い演奏をたくさん聴こう
音楽性の高い演奏をするためには、良い演奏をたくさん聴くことが大切!
良い演奏を聴けば、それが自分の中に取り込まれて、音楽表現の材料になります。
人それぞれ演奏のスタイルは違うし、好みも違います。
音楽のジャンルも、クラシック、ジャズ、ポップス、ロック、民族音楽などなど、、様々なものがあります。
色んなジャンルの音楽、色んな人の演奏を聴いて、自分の引き出しの中に入れておけば、自然と幅広い表現ができるようになっていきます。
YouTubeなども良いですが、できればコンサート会場に足を運んで、生の音楽を聴くのが一番良いですね♪
音色の幅を増やそう
色々な要素を自分の中に取り込んで、「この曲をこうやって表現したい!」と思えるようになったら、今度はそれを表現するための演奏の技術が必要になってきます。
楽譜通りに演奏できるのはもちろんですが、それを超えて表現の幅を増やしていくためには、様々な音色を出せるようになることが必要です。
やわらかい音、温かい音、華やかな音、鋭い音、はじけるような音、、、
同じ楽器で出せる音でも無限に種類があり、自分がイメージした音を思い通りに出せるようになれば、自分だけの素敵な演奏が出来上がります。
普段から色々な音色を出せるように、基礎練習から手を抜かずにできると良いですよね!
まとめ
音楽表現は考えれば考えるほど難しくて、簡単にできるものではありません。
ですが、表現の仕方は人それぞれ違ってOK!
違うからこそ美しくて面白い音楽が出来上がります。
自分が伝えたいことをよく考えて、素敵な演奏ができると良いですね♪