【初心者向け】クラリネットを始める前に知っておきたい基礎知識
「クラリネットを始めてみたい!」と思ったら、まずはクラリネットのことを知っておきたいですよね?
- クラリネットってどんな楽器?
- どんな音が鳴るの?
- どんな練習をするの?
などなど、、
気になることはたくさんあるのではないでしょうか?
ということで今回は、クラリネットこれから始める方向けに、クラリネットの基礎知識を解説してみたいと思います!
クラリネットって何でできてるの?
クラリネットは大部分が木でできていて、「木管楽器」の仲間です。
クラリネットの木は、「グラナディラ」という木が使われることが多いですが、その他にも、「ローズウッド」や「ココロボ」といった木材が使われている楽器もあります。
楽器本体は木でできていて、そこに金属でできた「キィ」がついています。
この「キィ」を押したり離したり、そして穴を塞いだり開けたりすることで、音を変えています。
分解すると小さくなる?
クラリネットは、長さ約70cm、重さ約1kgの楽器です。
細長い1本の棒のようですが、これがたくさんの部分に分解できるんです。
- マウスピース
- リガチャー
- バレル(タル)
- 上管
- 下管
- ベル
分解するとコンパクトになるので、持ち運びは結構楽です♪
普段は分解してケースに入れて持ち運び、演奏するときに組み立てています。
どうやって音を出してるの?
クラリネットは、吹き口についてる「リード」という薄い木の板を振動させて音を鳴らしています。
クラリネットを演奏するときの口の形は、上の歯を「マウスピース」の上に当て、下唇を下の歯にかぶせた状態で、「マウスピース」をくわえます。
その状態で息をしっかり吹き込むと、リードが振動して音が鳴ります。
最初は、口の形をつくるのが難しくて、なかなか音が鳴らないかもしれませんが、慣れてくればできるようになるのでご安心を♪
どんな音が鳴るの?
クラリネットは大部分が木でできていることから、木らしい温もりのある音が鳴るのが特徴です。
時には深みのある音、力強い音、時には明るく華やかな音、そして時には叫ぶような鋭い音まで、様々な音色を出すことができます。
そしてクラリネットは、他の楽器に比べて音域が広く、4オクターブ弱もの音を出すことができます。
その広い音域で、低音から高音を駆け巡ったり、幅広い表現ができるようになっています。
クラリネットの仲間は?
クラリネットと言っても、色々な仲間がいます。
よく使われるクラリネットの種類
- Esクラリネット
- B♭クラリネット
- Aクラリネット
- バセットホルン
- アルトクラリネット
- バスクラリネット
- コントラアルトクラリネット
- コントラバスクラリネット
ほとんどの方が使っているのが、「B♭クラリネット」というクラリネットです。
そして「バスクラリネット」もオーケストラや吹奏楽、ソロなどで頻繁に使われているクラリネットです。
「Aクラリネット」は主にオーケストラで使われ、その他は、アンサンブルで使われることが多いです。
色んな種類のクラリネットを使ってアンサンブルをやると、音域の幅が広いので、とても壮大な響きを作りだすことができるんです♪
どんな練習をするの?
クラリネットはどんな練習をしているのか気になりますよね?
クラリネットでよくやる基礎練習は、
- ロングトーン(音を長く伸ばす練習)
- 音階練習(12音階、分散和音など)
- タンギング練習(舌をついて音を切る練習)
- 跳躍練習
- ラシを上手くつなげる練習
などがあります。
クラリネットは息を使って演奏する楽器なので、ロングトーンをしっかりすることで音をまっすぐ美しく出すことができるようになります。
さらに、クラリネットは細かいパッセージが出てくることも多い楽器なので、指を思い通りに動かすために、音階練習は欠かせません。
基本は、こんな感じの基礎練習を一通りやってから、曲の練習を始めます。
息の使い方や体の使い方、指の動かし方など、色んなことを注意しながら基礎練習をこなすと、曲が上手く演奏できるようになるんです♪
楽器のお値段はどのくらい?
クラリネットを始めようか迷っているとき、楽器のお値段も気になりますよね?
クラリネットのお値段は、メーカーや種類によって様々です。
木製の一番安いクラリネットで25万円ほど、吹奏楽の強豪校がよく使っているようなものだと54万円ほど。
それ以上も様々なランクがあり、B♭クラリネットで1番高い種類だと150万円ほどです。
初心者さん向けのクラリネットのお値段はこちらの記事をご覧ください♪
まとめ
ざっとですが、クラリネットのことを知っていただけましたでしょうか?
木ならではの温もりのある音が出せるクラリネットを使って、色んな曲を楽しく吹けるようになると良いですよね!