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楽譜をiPadで見てみよう!電子楽譜にするメリットデメリットは?

最近では、演奏家の半数以上がタブレットで楽譜を見て演奏する、「電子楽譜」を使うようになってきました。

もちろん紙の楽譜もまだまだ使われていますが、これから電子楽譜にすることも検討しているという方もいらっしゃるかと思います。

ということで今回は、現在電子楽譜を使っているわたしが実際に感じることを、紙の楽譜と比較しながら、電子楽譜のメリットデメリットを書いてみたいと思います!

  • タブレットで楽譜を見てみたい
  • 電子楽譜と紙の楽譜の違いを知りたい
  • 電子楽譜の使い心地を知りたい
目次

電子楽譜って?

電子楽譜は、iPadなどのタブレットに楽譜データを読み込んで、紙の楽譜を電子化したものです。

電子楽譜にするとできることは、

  • タブレットに映し出して楽譜を見る
  • タッチペンで書き込みをする
  • 楽譜を整理して、いつでもすぐに取り出せる
  • 誰かと楽譜をすぐに共有できる

などなど、電子楽譜を上手く使いこなせば、色んなことが楽に素早くできるようになります。

ですが、もちろん電子楽譜にもデメリットはあって、「今まで通り、紙の楽譜の方が使いやすい!」という方もいらっしゃいます。

マソン優貴葉

紙の楽譜と電子楽譜のそれぞれの特徴を知って、自分に合う方を上手く使うと良いですよね!

電子楽譜のメリット

ということで、まずは電子楽譜を使うメリットをいくつかあげてみます!

もちろんこれ以外にも電子楽譜でできることは色々あります!

たくさんの楽譜を持ち運びできる

演奏する曲や練習したい曲の楽譜を何冊も持ち運びするのは重たいしかさばるしで、移動が大変、、

ですが電子楽譜なら、タブレットの中にたくさんの曲を入れておけるので、どれだけ曲数があってもタブレットの重さのみ!

演奏する予定がなくて、急に楽譜を見たくなったときでも、タブレットがあればすぐに対応できるのもありがたいところです。

探してもすぐに見つかる

紙の楽譜は、曲が増える度にどんどんかさばっていき、収納するのにも場所を取ってしまいます。

それに、「あの楽譜を見たいけど、どこにしまったっけ?」なんてことも多く、楽譜を探すのにも一苦労、、

ですが、電子楽譜ならタイトルを入力して検索すればすぐに見つかる!

楽譜捜索の時間も手間もなくなります!

印刷、製本しなくていい

楽譜を1枚1枚印刷するのって結構面倒で時間がかかるし、コンビニのコピー機で印刷すると細々とお金がかかるし、家のプリンターならインク代がかかります。

ですが、電子楽譜ならそんな面倒でお金がかかる印刷も必要なし!

しかも紙だと、印刷した後に製本もしたりしますが、それも必要ありません。

マソン優貴葉

わたしは電子楽譜を使うようになってからは、プリンターのインク代がだいぶ浮きました!

簡単に共有できる

なかなか会えない人や遠くにいる人と楽譜を共有したいとき、紙の楽譜だと、会って手渡したり、郵送したりしなくてはいけません。

それが電子楽譜なら、データを送るだけで、簡単に共有ができちゃいます。

マソン優貴葉

手間も時間もお金もかけずに、楽譜を共有できるのはありがたいですよね!

書き込みをした楽譜を、そのまま送ることができるのも便利なところです。

足で譜めくりができる

長い曲でページ数が多いとき、紙の楽譜だと、演奏しながら自分でめくったり、譜めくりをお願いしたりすると思います。

ですが電子楽譜は、「フットペダル」を使ってページをめくることができるので、自分で、自分の好きなタイミングでページをめくることができます。

こういうのです!

例えばピアニストだと、譜めくりの人が横にいて気が散ったり、自分のタイミングでめくれなかったり、管楽器奏者も、ページ数によっては楽譜を切り貼りしなくてはいけないこともあったと思うので、それがなくなるのはありがたいですよね!

電子楽譜のデメリット

わたしが電子楽譜を実際に使っていて感じる、電子楽譜のデメリットをあげてみます。

実際に使ってみないとわからないことも色々ありました!

重さがある

タブレットは大きいので、ある程度の重さがあります。

本体の重さに加え、丈夫なカバーをつければさらに重たくなります。

車で移動したりと、あまり重さが気にならない方は良いのですが、電車や徒歩などで移動するときは、荷物が重く感じるかもしれません。

充電切れや急な故障の心配

滅多にないことですが、もしも本番中に、充電がなくなってしまったり、急にタブレットが壊れて電源が入らなくなってしまったらどうしよう、、なんていう不安は、いつもつきまといます。

そんなときのために、常にモバイルバッテリーを持ち歩いたり、データを他の端末にも入れておいたりと、できる限りのことはしていますが、それでもやっぱり何が起こるかはわからないのは、電子楽譜の一番怖いところです。

フットペダルが上手くいくか不安

譜めくりを足でできるように、タブレットにBluetoothでフットペダルを繋いで使うのですが、これがもし本番中に、急に繋がらなくなったりすると、いざというときにページがめくれないということが起こる可能性もあります。

わたしの場合は、なるべく直前にフットペダルの動きを確認してから演奏するようにはしています。

さらに女性の場合は、ロングドレスやハイヒールを履いて演奏することがあるかと思いますが、ロングドレスだと足元がよく見えなかったり、ハイヒールだと踏む感覚がいつもと違ったりして、フットペダルを上手く踏めるかが不安になることもあります。

目が疲れる

電子楽譜は、画面を見ながら音符を追うので、紙の楽譜に比べると目が疲れます。

最近は、スマホを使う時間が長い方も多いので、その辺はあまり気にならない方も多いかもしれませんが、、

わたしは、タブレットに、ブルーライトカットの保護フィルムを貼っています。

マソン優貴葉

保護フィルムを購入するときは、自分のタブレットの機種をよく確認しましょう!

反射して見にくいことも

タブレットの画面は、光の向きや加減、反射して映るものによっては、楽譜が見づらくなってしまうこともあります。

本番の場所でのタブレットを置く位置や、画面の明るさなどを調節したりなどして、楽譜がしっかり見えるのかどうかを、あらかじめ確認しておくと良いですね。

オススメのアプリ

タブレットにアプリを入れれば、電子楽譜がさらに使いやすくなって、とても便利!電子楽譜向けのアプリは色々ありますが、オススメのアプリをご紹介したいと思います。

Piascore(ピアスコア)

iPadで楽譜を見るために、一番人気なアプリが「Piascore」です。

Piascoreは、楽譜を取り込んで管理したり、ダウンロードしたり、書き込みをしたり、ウインクで譜めくりしたりと、楽譜に関する色んなことができるアプリです。

本番ごとにセットリストをつくって曲を整理したり、検索ですぐに見つけることができたりと、楽譜の管理にとても便利!

マソン優貴葉

メトロノームやチューナー、録音機能も入っているので、練習のときにも大活躍してくれます!

Metronaut(メトロノート)

「Metronaut」は、ゲーム感覚で楽しく楽器練習ができちゃうアプリです。

アプリの中には何千曲もの楽譜が入っていて、実際にプロの音楽家やオーケストラが演奏した音を伴奏にして演奏することができます。

苦手な部分は、ループ再生や録音などをしながら、細かく練習することができ、楽しく上達するのにぴったりなアプリです。

Metronautを無料でお試ししてみたい方はこちら!

Google Playでダウンロード App Storeでダウンロード

Playo(プレイオー)

Playo」はヤマハが出している、楽譜を見るためのアプリです。

ぷりんと楽譜の定額プラン「アプリで楽譜見放題」 に入っていれば、このアプリで約5万点の楽譜が、なんと見放題になるんです!
マソン優貴葉

わたしもこのぷりんと楽譜の「定額プラン」に入っていますが、ぷりんと楽譜はとにかく楽譜の種類が豊富なので、大抵の楽譜はここで見つかって、とても便利に使っています♪

わたしが紙の楽譜から電子楽譜に変えた感想

わたしは、画面の大きさが11インチのiPadを電子楽譜として使っています。

マソン優貴葉

11インチだと、画面は小さめなので、持ち運びには便利ですが、A4楽譜より小さいサイズので、人によっては若干見えにくいかもしれません。

多くの演奏家が使っているiPadは、12.9インチや13インチのiPad proです

わたしが紙から電子楽譜に変えて感じるのは、とにかく楽!

紙の楽譜のときは、常に印刷や製本に追われていたり、どこにどの楽譜をしまったかわからなくて、探すのに時間を取られたり、、

電子楽譜に変えるとそんなことも全くなくなり、楽譜を用意することに対するストレスが大きく減りました!

もちろん、電子楽譜にはまだまだ不安な面もありますが、少しずつ慣れていくことで、紙の楽譜よりずっと便利になるのかなと思います。

まとめ

紙の楽譜から電子楽譜に変えるのには少し勇気がいりますが、使ってみるとやっぱり便利で、使い心地はとても良いです。

紙と電子の、お互いの良いところを活かしながら、自分にぴったりの方法を見つけられると良いですね!

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この記事を書いた人

マソン優貴葉のアバター マソン優貴葉 クラリネット奏者

名古屋音楽大学を卒業後、フランスのムードン音楽院、ヴェルサイユ音楽院の最高課程を修了。
4年間のフランス留学を終え2019年に帰国し、現在は愛知県名古屋市を中心に演奏活動や、個人レッスン、音楽教室でのレッスンなど幅広く行っている。

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