トリルってどうやって演奏するの?クラリネットのトリルのやり方やコツをご紹介します!

クラリネットをやっていると、曲の中で時々現れる、「トリル」という奏法。
これが上手くできなかったり、奏法がよくわからなかったりして悩んでいる方もいらっしゃいます。
ということで今回は、「トリル」の基本的な奏法や、上手く演奏するコツをご紹介します!
- トリルのことがよくわからない方
- トリルの演奏の仕方がわからない方
- トリルを演奏するコツを知りたい方
トリルとは?

トリルは、その音とその2度上の音を速く反復させて音を鳴らす奏法です。
表記は、音符の上に「tr」と書かれ、波線がついているものもあります。

「トリル」は、「鳥のさえずり」という意味のイタリア語で「trillo」からきていて、まるで鳥がさえずるように、華やかで美しく装飾された音になります。
クラリネットのトリルの奏法

クラリネットでトリルを演奏するときは、トーンホールを塞いだり開いたりや、キィを押したり離したりを素早く繰り返して演奏します。
トリルが書いてある音を基本として、その1つ上の音と交互に鳴らし、最後に基本の音で終わるとトリルになります。
例えば、四角の中の音を楽譜にすると、奏法①や奏法②のような感じになります。

奏法①か②は、演奏する曲の時代や作曲者によって異なりますが、奏法①の方が多いかなと思います。
反復する音の数や速さは特に決まっていないので、演奏者のセンスで決めてOKです!

トリルの最初の音をテヌート気味に、少し長めに演奏して、だんだん数を増やしていく奏法もあります。
臨時記号が付くことも

トリルには時々、()で臨時記号が付いていることがあります。
そういうときは、上の音に臨時記号を付けて演奏します。
例えば、四角の中のように、トリル記号の上に(♯)が付いているときは、トリルの上の音に♯を付けて演奏します。

トリルを上手く演奏するコツ

トリルをクラリネットで上手く演奏するのは意外と難しい、、
均等にできなかったり、音が揺れてしまったりすると、美しいトリルにはなりません。
ということで、トリルを上手く演奏するコツをご紹介します。
1. 息は真っ直ぐに
トリルは、息が揺れてしまうと上手く演奏できません。
トリルが付いている基本となる音を、ロングトーンのようにずっと真っ直ぐに伸ばしているだけのように、息の方向や強さは変えずに、そのまま指だけを素早く動かすようにしましょう!

特に高い音のトリルは、息のスピードを速くして吹くようにすると、きれいなトリルになりやすいです♪
2. 指の力を抜いて
トリルをするときに、指に無理な力が入ってしまうと、指が素早く動かなかったり、音が硬く均等に動かなくなったりしてしまいます。
ドリルが出てきたら、身構えるのではなく、ちょっとした飾りだと思って、気楽に、なるべく無駄な力を入れないように演奏すると上手くいくはずです!

3. どのくらい入れるか考えよう!
トリルの音をいくつ入れるかは決まっていないので、曲のテンポや雰囲気などに合うように入れてOKです。

例えば激しい部分や、華やかな部分では、多めに入れてみたり、ゆったりしっとりした部分には、ゆっくりから始めて少しずつ速くしてみたり、、
それを考えるのも奏者の役目なので、曲が良い感じに色付けができるように、上手くトリル入れてあげると良いですね!
4. 替え指を知っておこう!
クラリネットの普段使う運指では、上手くトリルができない場面も出てきます。
そういうときは、替え指を使います。
変え指を使えば、トリルが簡単にスムーズにできてしまうことも多いです。

替え指を覚えておいて、上手く使うこともとても大切なことです!
トリルでよく使う替え指は、こちらの記事に書いたので、良かったら参考にしてみてください!

まとめ
トリルは、慣れるまでは少し難しいかもしれませんが、上手く演奏できれば、曲がさらにかっこよくなります。
最初はゆっくりからで大丈夫なので、無理をせず、美しいトリルを目指していきましょう!
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