新しいクラリネットを購入したときに気をつけたいコト
新しいクラリネットを購入したばかりは、ピッカピカのクラリネットを前にウキウキ♪ワクワク♪
もう吹きたくてしょうがない!という気持ちになるのではないでしょうか?
しかし!!
新しいクラリネットというのは細心の注意が必要!!
購入したばかりの新しいクラリネットを急に吹きすぎてしまうと割れてしまうことがあるからです。
せっかく買ったばかりの楽器が割れてしまっては、本当に悲しいと思います。
ということで今回は、新しいクラリネットを購入したときに気をつけたいことを書いてみたいと思います。
しっかり実践して、新しい大切なクラリネットを守ってあげてください♪
少しずつ吹き慣らしていこう!
新しいクラリネットというのは、まだ短い時間しか吹かれていません。
なので、長時間吹き続けてしまうと楽器がびっくりしてしまいます。
息を入れることで、管の中の湿度や温度が急に上がることだったり、吹かれて振動することだったり、、
全てが新しい楽器にとっては新鮮で、ストレスがかかることなのです。
なので大切なのは、クラリネットを少しずつ慣らしていきましょう!
そのために、クラリネットを購入して1週間は「1日15分」しか吹かないようにします。
「え!?せっかく新しいクラリネットを手に入れたのに15分だけしか吹けないの??」
と思われるかもしれません。
でもこうすることで、楽器を鳴らして、丈夫なクラリネットに育てることができます。
そして次の週は「1日30分」、さらに次の週は「1日45分」と、1週間経つごとに15分ずつ増やしていきます。
そして1か月が経ったら好きなように吹いてOK!
ただ、吹く時間は自由ですが、まだ新しい楽器ということには変わりがなく、数か月は注意しながら扱う方が良いかと思います。
ということで、この後に注意する点を書いていきます。
スワブをこまめにかけよう!
クラリネットを吹くと、管の中に水滴が溜まることがあるかと思います。
これをそのままにしておくと、クラリネットが割れやすくなります。
特に新しいクラリネットは、こまめにスワブを通して、なるべく水が溜まらないように気を付けましょう!
トーンホール(穴)に溜まっている水滴も見逃さないように注意です。
ビュッフェ・クランポン オリジナルスワブ(E♭・B♭クラリネット用)crampon
温度の急激な変化に注意
クラリネットは温度差に弱い楽器です。
例えば真冬のとても寒い日に、寒い部屋で急に新しいクラリネットを吹いてしまうと、管の中の温度が急激に上がり、外と中の温度差によってクラリネットが割れてしまうことがあります。
そうならないように、管の周りを温めてから吹くようにしたり、あまりにも寒い部屋では吹くのをやめたり、新しいクラリネットに負担がかからないようにしましょう。
逆に真夏では、暑いところから急にエアコンをガンガンにかけた涼しい部屋にクラリネットを移動させると、その温度差で割れてしまいます。
どちらにしても急激な温度の変化には気を付けたいですよね。
グリスをしっかり塗ろう!
新しいクラリネットは、楽器を組み立てるときに固くてなかなか入らなかったり、組み立てたはいいけど抜けなくなったなんてこともよくあります。
そうならないように、ジョイント部分(管をつなげる部分)にコルクグリスをしっかり塗るようにしましょう!
コルクグリスを塗って滑りやすくなれば、楽器の組み立ても楽になると思います。
ただ、ベタベタになるくらいの塗りすぎは良くないので、ほどほどに。
コルクグリスの汚れがジョイント部分に残ってしまわないように、塗りすぎたらティッシュなどで拭き取るようにしましょう。
ヤマハ YAMAHA コルクグリス スティック CGK4 滑らかな嵌合を実現 ジョイントのコルク表面に安定したグリス皮膜を形成 手が汚れないスティックタイプ
新しいマウスピースに注意
新しいクラリネットを購入したときに、新しいマウスピースも購入される方もいらっしゃるかと思います。
そのときに気を付けたいのが、新しいマウスピースを楽器ケースに入れると、クラリネットのキイを変色させてしまうことがあるということ。
エボナイトというマウスピースの素材が、銀メッキを変色させることがあるからです。
吹き心地には特に害がないとはいえ、せっかくの新しくてピカピカのクラリネットが変色してしまったら悲しくなると思います。
なので、新しいマウスピースは楽器ケースの中ではなく、別の場所に収納することをおススメします。
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
クラリネットを購入してすぐは、気を付けなくてはいけないことが色々とあるんです。
クラリネットは吹けば吹くほど、どんどん自分にフィットする自分だけのクラリネットに育っていきます。
そのためには最初が肝心なので、購入したばかりのクラリネットを大切に扱って、じっくり育てていきましょう(^▽^)♪