クラリネットを野外で吹くときに気をつけたいコト
お祭りやイベントなどでの演奏や、屋内での練習場所がないときなど、クラリネットを屋外で吹く機会があるかもしれません。
クラリネットは繊細な楽器なので、基本的に外で吹くのは楽器にとってあまり良くないのです、、
でも、「どうしても外で吹かなきゃいけない!」というときもあるかと思います。
ということで今回は、クラリネットを野外で吹くときに気をつけたいことを書いてみたいと思います。
- クラリネットを外で練習したい
- 野外でのコンサートに出演予定
- 野外でクラリネットを吹くときの注意点を知りたい
クラリネットは繊細
クラリネットはとても繊細な楽器です。
ホコリや砂などの小さなものでも、楽器の隙間に入り込んでしまうと、キィが上手く動かなかったり、音が出しにくくなったりすることもあります。
さらに、ちょっとした気温や湿度の変化によって、楽器全体のバランスが変わってしまい、吹きづらくなったり、音が出なくなってしまうことも、、
なので、野外にはクラリネットの大敵がたくさんいるのです!
野外でクラリネットを吹くときに気をつけること
野外でクラリネットを吹くときに気をつけることを4つあげてみます!
1. 直射日光に当てない
クラリネットは自然の木でできているので、金管楽器などとは違って、直射日光に弱いです。
直射日光に長時間当て続けてしまうと、楽器が急激に熱くなってしまいます。
そうすると、木がそれに耐えられず調整が狂ってしまって、音が出にくくなったり、音程が悪くなったり、最悪の場合には楽器が割れてしまうこともあります。
そうならないためにも、練習のときはなるべく日陰のところで吹くようにしたり、イベントなどではテントを出してもらったりすることで、少しでも楽器への負担を減らすことができます!
2. 湿気に注意
クラリネットは湿気にも弱い楽器です。
湿気が多いと、楽器が響かなくなったり、木の部分がどんどん膨らんできて、ヒビが入ってしまうこともあります。
特に雨の日に外でクラリネットを吹くことは絶対にやめた方が良いです!
雨の日は、無理に外で練習したりせず、室内でできることをして、楽器を守ってあげましょう。
3. 埃に注意
最初にも書きましたが、クラリネットはとても繊細な楽器です。
小さなキィが色んなところで上手く連携しながら音を変えています。
なので、管の中に汚れが溜まってしまうと、キィの動きが悪くなってしまったり、音が鳴りにくくなってしまうこともあります。
金管楽器ですと、水につけて丸洗いすることもできますが、クラリネットはもちろんそんなことはできず、管の中に汚れが溜まってしまうとなかなか取り除くことが難しいのです、、
なので、外で吹くときは、風の強いところはできれば避けた方が良いと思います。
特に、風の強い日の公園だったり、海辺なんかは、砂埃が立ちやすいのでお気をつけください。
4. ご近所さんに迷惑にならないように
外で楽器を吹くときに気をつけたいのが、音が周りの方に迷惑になっていないかをしっかり確認すること!
音が出るものは、どうしても気になってしまう人はいます。
騒音トラブルは避けたいところですよね、、
お祭りなどのイベントのときはよっぽど大丈夫かと思いますが、外での練習は、できるだけ団地の中などの静かで人が集まっているところは避け、人があまりいない田舎や森などで楽器を吹けると良いですよね!
樹脂製の楽器を使うと安心
クラリネットは基本は木でできていますが、樹脂でできた楽器もあります。
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木のように温かくて良い音は鳴りませんが、演奏するには十分なものです。
どうしても外で吹かなければいけないときのためのスペアの楽器として、樹脂製のものを1本持っておくのも良い方法だと思います。
樹脂製なら、直射日光を受けて変形することもなければ、湿気の影響でヒビが入ってしまうこともありません。
外でのイベントのときだけ樹脂製のものを使えば、自分の大切な楽器を守ることができます!
屋外はホールのように音響が良くないので、少しくらいの音色の違いは全然気にならないと思います。
まとめ
どうしても外で楽器を吹かなくてはいけないこともあるかもしれないので、クラリネットにとって良くないことを知っておくことも大切なことです。
大事なクラリネットを守りながら、楽しく楽器を吹いていきましょう♪