クラリネットが割れたらどうする?ひび割れの原因や見分け方、対処法をご紹介!
クラリネットは自然の木でできているので、残念ながらヒビが入って割れてしまうことがあります。
それはわかっていても、いざ自分のクラリネットが割れてしまったら「一体どうしたらいいのか」「ちゃんと音が鳴るのか」、不安になることもあると思います。
ということで今回は、クラリネットの割れたときの対処法について書いてみたいと思います。
- 楽器が割れてしまって、どうしたら良いかわからない
- 楽器がわれてしまったけど、今まで通り音が鳴るのか不安
- 割れている状態がどういうものかわからない
クラリネットの割れの見分け方
クラリネットは割れると言われても、割れてヒビが入った状態がどんなものかがわからないと気づけませんよね?
木目と割れの見分け方は、触ってみるとわかりやすいです。
木目は模様なので触ってもツルツルですが、割れはその部分が窪んでいます。
パッカリと割れるわけではないので、意外と気づきにくいものです。
クラリネットが割れたら
では、クラリネットが割れてしまったときにどうすれば良いか、手順をご紹介します。
割れに気づいたら、割れたまま吹き続けると割れがさらに広がってしまう恐れがあるので、とりあえずスワブをかけてしっかり水分を取り除いてからケースにしまいます。
わたしも初めて自分の楽器が割れたときは、とても慌ててしまいましたが、焦らなくても大丈夫なので安心してください!
楽器店に連絡して、修理をお願いしましょう。
楽器店に持っていったら、楽器店の方に割れた箇所を説明します。
割れたことで全体のバランスが崩れてしまって、調整もしなくてはいけないこともあるので、調整代もプラスしてかかってしまうこともあります。
修理が終わったら一度吹いてみて、しっかり鳴れば終了です。
修理代は楽器店によって違いますが、ひび割れ1cmで1000円くらいのところが多いようです。
どうやって修理するの?
割れたクラリネットを楽器店に持っていくと、ヒビが入った部分を直してくれます。
でも、楽器屋さんが割れをどうやって直すのかちょっと気になりますよね?
一度割れてしまったら、残念ながら二度と元には戻りません。
ですが、ほとんど何もなかったような状態にはしてくれます!
楽器屋さんのひび割れの直し方は、
- 割れた部分を見つける
- 割れた部分に接着剤をたっぷり流し込む
- 乾くまで待つ
- 飛び出した分の接着剤をヤスリで削る
そうすると、ぱっと見割れが見つけられないくらいにきれいになるんです。
修理後の状態
きれいになるといっても、実際はどうなるのか気になるかと思います。
ということで、実際にわたしの楽器が割れて、修理してもらった部分をご覧ください!
写真だとわかりづらいこともありますが、どこが割れてるかわかりますか?
正解はこのオレンジ色の部分。
明りに照らしてじっと見てみないとわからないくらい、ものすごくきれいな状態にしてくれるんです♪
自分の楽器が割れてしまうと落ち込むかと思いますが、こんなにきれいな状態にしてくれたら、なんだかほっとしますよね?
トーンホールが割れると厄介?
外に見える場所が割れる分にはあまり支障はないのですが、トーンホールが割れてしまうと少し厄介です。
一度トーンホールが割れてしまうと、その部分が水分の影響などで少し動くことがあり、タンポが合わなくなって、調整がズレやすくなってしまうからです。
そうならないためにも、少しでも割れを見つけたら、トーンホールまで割れてしまう前に速めに楽器店に持っていくようにすると良いですね!
割れは音に影響する?
楽器が割れると、音が悪くなるかも?と心配される方がいらっしゃるかもしれませんが、
楽器にヒビが入ったくらいで、特に吹き心地や音色は変わりません。
割れた部分を見るたびに気持ちは落ち込むかもしれませんが、基本楽器の性能には影響はないのでご安心ください。
割らないために
ということで、割れについて書いてきましたがもちろん楽器は割らないのが一番です。
既に割れてしまった方も、これ以上割れが増えないように気をつけたいですよね?
クラリネットが割れてしまう原因は、湿度や気温の影響が大きいです。
湿度や気温の影響で、木がほんの少し伸びたり縮んだりして、そこから割れが発生するのです。
ものすごく寒いところで楽器を吹くのを避けたり、スワブをこまめにかけるようにするなどして、普段から楽器のことを気にかけてあげると良いですね。
まとめ
クラリネットが割れてしまっても慌てなくても大丈夫ですが、ほったらかしにせず、気づいたら早めに修理してもらうようにしましょう。
割れるのも木が生きている証拠!
たとえ割れてしまっても落ち込まず、これからも変わらず楽器を大切に扱ってあげると良いですね☆