クラリネットの音色の合わせ方ってどうやるの?パートみんなで良い音色をつくろう!
吹奏楽やアンサンブルをやっていると、クラリネット同士で音を合わせることがあるかと思います。
そんなときに、どうしても音が上手く混じらなかったり、それぞれチューナーで音程は合っているのにどうしてか音が合わなかったりして、困ってしまうこともあるかもしれません。
ということで今回は、クラリネットの音色の合わせ方について書いてみたいと思います!
どうして音が合わないの?
音を合わせよう!というときに、もしそれぞれが何も考えずに音を出していたら、いつまで経っても合うことはありません。
音を合わせるためにはまずは、「この人たちと音を合わせたい!」という、相手に寄り添う気持ちが必要です。
そして、寄り添う気持ちがあったとしても、合わせにくい音を出してしまっていては、お互いに合わせるのが難しくなってしまいます。
合わせにくい音というのは、
- 響きのない音
- 力んでかたくなった音
- 揺れている音
- 支えのない音
などがあります。
一人でも合わせにくい音を出してしまうと、パート全体が崩れてしまうことも、、、
全員がお互いに寄り添う気持ちを持って、合わせやすい音色を出せたときに、全員が一つになり、美しくて豊かな響きが生まれるのです♪
ブレスが大事
音色を合わせるためには、まず音を出す前のブレスをみんなでそろえることが大切です!
息を吸い方やタイミング、深さなど、お互いがどんな息の吸い方をしているのかを、感じとってみましょう。
浅いブレスではなかなか良い音は出ないので、重心を下げてお腹の下の方からゆっくり息を吸うようなイメージで、深いブレスが良いです♪
ブレスを合わせることで、音を出したときに、音色を合わせやすかったり、音を出すタイミングをそろえやすくなったりして、良いことだらけです。
「良い音は良いブレスから」つくられているのです!
響きのある音を出そう!
音色をみんなで合わせるためには、「響きのある音」を出すことがとっても大切!
それぞれが響きのある音を出すことができれば、どんなに大人数で吹いていても、音を一つにまとめやすくなります。
反対に、響きの少ない音同士で合わせようとしても、上手く混じらず、音を遠くに飛ばすこともできません、、
響きのある音の出し方は、こちらの記事に書いたので、良かったら参考にしてみてください♪
お互いの音をよく聞こう!
お互いの音をよく聞いてあげることで、音色を合わせやすくなります。
お互いの音を聞くポイントは、
- どんな息のスピードで吹いているか
- どんな響きをしているか
- 音の出だしはどうか
- 音量、強弱はどうか
- 音楽の表現の仕方は?
など、いろんなことを考えながら音を合わせていきます。
一言で「音色を合わせる」と言っても色々な要素があるので、自分だけの世界に浸るのではなく、周りをよく観察しながら音を合わせるようにすると◎です!
音色はみんな違っていい
「音色を合わせる」と言っていますが、本来音色というのは人間の声のようなもので、一人一人が全く違って、誰一人同じ人はいません。
みんな違って、みんないい!!
そんな、自分だけの素敵な音色を出しながら、お互いに寄り添っていくことが、音色を合わせるということなんだとわたしは思います。
こういう音色が出せないとダメ!というものはないので、あまり力まずに、リラックスして音を出しながら寄り添っていけば、どんどん音色も合ってくるはずです。
いつも一緒に練習していると、お互いの音色や癖などがわかってくるので、音を合わせたい人とは、たくさん一緒に練習できるといいですね!
まとめ
音色は人それぞれ違ってOK!
そんな自分だけの音を育てながら、周りの音もよく聞いて、みんなで一つの素敵なサウンドをつくっていけると良いですね♪