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寒い日にクラリネットを吹くときは、ココに気をつけよう!

クラリネットは、気温の変化に敏感な楽器!
そんなクラリネットを、寒い日に吹くときはちょっと注意が必要です。
 
気をつけないと、調整が狂って吹きにくくなってしまったり割れてしまうこともあるからです。
 
ということで今回は、寒い日にクラリネットを吹くときに気をつけることを書いてみたいと思います♪

目次

寒すぎるところで吹くのはやめよう!


まず最初に書いておきたいのが、冬の間のあまりにも寒すぎる部屋や、でクラリネットを吹くのは、基本的におススメしません。
 
なぜかというと、クラリネットは温度差にとても弱い楽器だからです。
 
寒いところで楽器を吹くと、楽器の中に温かい息を入れることになり、クラリネットの管の内側と外側でものすごい温度差ができてしまいます。
 
これに、楽器の木が耐えられず、割れてしまうことがよくあるのです。
 
 
なので、クラリネットを吹くときは、できるだけ寒い部屋は避けるようにしましょう!

まずは手で温めよう!


寒い日は、どうしても楽器が冷たくなってしまいます。
 
特に寒い部屋に置いておくと楽器が、まるで氷のようにひんやり、、
 
 
そんな状態で、いきなり温かい息を吹き込んでしまったら、さっきも書いたように、内側と外側に急激な温度差ができてしまって、楽器が割れてしまいます。
 
そうならないように、吹く前にまず、自分の手で握って楽器を温めるようにしましょう。

yukiha
ちょっとしたことですが、これをするかしないかでだいぶ変わります!

 
特に上管は、上から入った温かい息が当たりやすいので、しっかり温めておくと良いと思います。
 
 
楽器の周りが自分の手に馴染むくらいの温度になったら吹き始めてOKです☆

スワブをこまめに通そう!


寒い日に危険なのが、水分!!
クラリネットは、水分にも弱い楽器です。
 
寒い日は楽器を吹いていると、楽器の管の内側と外側で温度差ができて、内側に水滴が溜まります
 

yukiha
寒い日の窓に水滴がつくのと同じ原理ですね!

 
これを放置してしまうと、水分がどんどん木に染み込んで木が膨らんでしまい、これも割れの原因となってしまいます。
 
そうならないように、寒い日は特にスワブをこまめにかけるようにしましょう。
 
 
あんまり古いスワブを使っていると、吸収力も落ちてしまうので、スワブは時々買い替えると良いですね♪

トーンホールの水をしっかり取ろう!

先程も書いたように、クラリネットは水分に弱い楽器です。
 
管の内側についた水分は、どうしてもトーンホール(穴)の中に入り込みやすいです。
 
 

水分がトーンホールに入り込むと、こんな風になります。
 
こうなると水分がタンポにくっつき、タンポが痛むのが早くなってしまいます。
 
 
さらにこれを放置しておくと、トーンホールからヒビ割れが発生しやすくなります。
 

yukiha
わたしも実際、トーンホールからヒビが入ってしまったこともありますが、一度ヒビが入ってしまうと調整もズレやすくてとても厄介です、、

 
さらには、トーンホールとタンポの間に水が溜まったまま楽器を吹くと、この部分が「プルプルという音」になったり、リードミスにつながったりして、演奏が上手くいかなくなることも多いです。
 
 

そうならないように、トーンホールとタンポの間に溜まった水分は、クリーニングペーパーなどを使って、しっかり取り除くようにしましょう♪
 


↓↓ トーンホールの水分の取り方はこちらに書いてあります!

片付けるときはここもチェック

クラリネットを吹き終わって片付けるときも、しっかり注意が必要です。
 
 

スワブをかけて楽器を分解したら、ジョイント部分にも水分が溜まっていないかをよく確認して、しっかりふき取るようにしておきましょう!
 
さらに、先程も書いたトーンホールに溜まった水分も要チェックです!
 
 
次に楽器ケースを開けたときに、楽器にヒビが入っていた!なんてことがないように、とにかく水分が残らないようにだけ、しっかりチェックしておくと良いです。

まとめ

寒い日にクラリネットを吹くときは、注意することがたくさんあります。
 
大事なクラリネットを守るために、大切に扱いながら、楽器と仲良くなっていきましょう♪

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この記事を書いた人

マソン優貴葉のアバター マソン優貴葉 クラリネット奏者

名古屋音楽大学を卒業後、フランスのムードン音楽院、ヴェルサイユ音楽院の最高課程を修了。
4年間のフランス留学を終え2019年に帰国し、現在は愛知県名古屋市を中心に演奏活動や、個人レッスン、音楽教室でのレッスンなど幅広く行っている。

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