クラリネットを安全に持ち運ぶにはどうしたらいいの?持ち運ぶときに気をつけたいポイント

クラリネットを演奏したり練習するために、色々な場所に持ち運ぶかと思います。
楽器はとても繊細なので、持ち運んでいる途中に壊してしまっては、せっかくの練習も台無しになってしまいます。
大切な楽器を守るために、どんなことに気をつけたらいいのか気になりますよね?
ということで今回は、クラリネットを持ち運ぶときに注意したいことを書いてみたいと思います!
クラリネットは繊細な楽器

クラリネットは構造が細かく、とても繊細な楽器です。
クラリネットには金属でできた、「キィ」というのがたくさん付いています。
このキィを押したり離したりして音を変えるのですが、キィがほんの少しでも位置がずれたり、変形したりしてしまうと、それだけで音が出なくなってしまうこともあります。
さらに、クラリネットの大部分は自然の木でできていて、これは気温や湿度の変化に影響を受けやすいです。
なので、楽器を運ぶときも色々と注意が必要なのです。

クラリネットを運ぶときに注意すること6つ
ということで、繊細なクラリネットを持ち運ぶときに注意したいポイントを6つあげてみます。
気をつけるポイントは、状況によって異なるので、色んな場合を考えてみましょう!
1. ケースを落としたりぶつけたりしない

クラリネットは専用のケースに入れて持ち運ぶかと思いますが、どんなに頑丈なケースに入れていても油断は禁物!
楽器が入ったケースを、落としたりどこかにぶつけたりしてしまうと、その振動が楽器に伝わり、キィの位置がずれたり曲がってしまうことがあるんです。
クラリネットは振動に弱い楽器なので、ケースに入れているときも、常に気をつけていないといけないのです、、
持ち運ぶときは、大切に扱ってあげましょう。
2. 置くときに上下逆にしない

クラリネットは特に正面側にキィがたくさん付いています。
なので、楽器が入ったケースを上下逆に置いてしまうと、正面側にあるキィが潰れてしまい、曲がってしまうことがあります。
そうならないためにも、楽器が入ったケースをどこかに置くときは、しっかり上下を確認してから置くようにしましょう!
3. ケースがしっかり閉まっているかチェック

クラリネットをケースに入れて、「さあ、楽器を持っていこう!」と思ったとき、うっかりケースのロックをし忘れて、楽器がバラバラと落ちて壊れてしまうという、悲しいことが起きてしまうことが稀にあります。
ケースカバーがついているものだと、ケースが二重になっているので割と安全なのですが、特に簡単にロックができるタイプのケースは、慌てていたり、うっかりしただけで大変なことになりかねません、、
最後にケースにロックをするところまでが演奏だと思って、気を抜かないようにすると良いですね。
4. 自転車のカゴに入れない

自転車に乗ってクラリネットを運ぶこともあるかと思います。
自転車で持ち運ぶときに注意したいのは、楽器の入ったケースをカゴに入れないこと!
自転車はちょっとの段差でもガタガタと揺れるので、それが楽器に伝わるとすぐに調整がずれてしまいます。
自転車のカゴは、大きさ的にはぴったりかと思うのですが、楽器はカゴにいれずに、リュックタイプやショルダータイプのケースを使って自分に身に着けた状態で、自転車を漕ぐと安心です。
リュックタイプ
ショルダータイプ

ちなみにわたしは軽量コンパクトケースを普通のリュックに入れて持ち運んでいます♪

5. 車で運ぶときも注意

クラリネットを車で持ち運ぶときにまず注意したいのは、楽器をトランクに入れないことです。
先程の自転車のカゴ同様、車のトランクも振動が伝わりやすく、さらに荷物があまり入っていない状態だと、ケースが滑ってガタガタとぶつかってしまうこともあります。
一番安全なのは、膝の上に乗せて運ぶことですが、それが難しければ、座席の上に置くようにしましょう!
そして、もう一つ気をつけたいのは、車内の温度です。
特に夏場はエンジンを切った状態の車内はとても温度が高くなります。
そんな暑いところにクラリネットを置きっぱなしにしてしまうと、調整がズレてしまう恐れがあります。
なので、車を離れるときは基本楽器は持って出た方が良いです!
6. 飛行機は手荷物で

クラリネットを持って飛行機で移動するとき、ついつい預け荷物に入れたくなる気持ちもわかりますが、手荷物にしておきましょう!
預け荷物にすると、倒されたり投げられたり、何があるかわからないので、現地についたら楽器が壊れてしまっていたなんてことになったら大変です。
クラリネットは手荷物にして、飛行機が飛んでいる間は、上の棚に入れておくと安心です。
まとめ
クラリネットは繊細なので、持ち運ぶときは注意が必要です。
大切に持ち運んであげれば、きっとその気持ちに答えて、楽器もしっかり鳴ってくれるはず!
良い状態の楽器と一緒に、楽しく演奏していきましょう♪